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桧皮の話

桧皮はヒノキの立木から表皮を剥いだものと思っていました。


確かにそうなんですが、

最初に剥がされた皮は荒皮と呼ばれ

桧皮として品質が悪く、最初の皮を剥いで10年くらいたち

新しい表皮が形成され二度目の皮が剥げるようになる。

この皮は黒皮 と呼ばれ、最初の荒皮に比べ品質もよいので

これを使われるらしい。



左) 荒皮   右) 黒皮





大工から聞いた話によると

荒皮は水をはじきにくくなるため、雨が漏れる事があるそう。

桧皮も若くてピチピチと水をはじくものでないとだめらしい。

え~。。。

年をとった皮では水をはじかなくなるなんて人間と同じ。

木のいろいろな話を聞いていると、すごく身近な気がしてきます。




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(株)アラキ工務店の事務担当からの一言でした。
by araki-kita | 2016-03-12 00:00 | アラキ工務店